A1.
気になるところがありましたら矯正治療をお勧めします。
しかし、以下の方に該当する方はあまりお勧めできません。
- 本人が歯並びを気にしていない。
- 虫歯や歯周病の治療中。
- 定期的な通院が難しい。
- 歯磨きに時間がとれない。
A2.
矯正治療は、見た目が良くなる以外にどんなメリットがあるか、余り知られていません。
- 自浄作用が増したり歯ブラシがしやすくなる事により、虫歯や歯周病になりにくくします。
- 食べ物が噛み易くなる(咀嚼効率の向上)
- 歯同士が部分的に強く当るところ(咬合性外傷)がなくなり痛みが治まる。
- 部分的な歯の負担がなくなり歯の寿命が長くなる。
- 顎の関節の痛み(顎関節症)が軽減される場合がある。
- 発音がしやすくなる。
- 口元の緊張が軽減し、美しい口元になる。(コンプレックスがなくなり、自然な笑顔になる)
などがあげられます。
矯正治療の目的は、各患者にあった口の中の状態を良い状態にすることによって、噛む機能を最大限に引き出し、人生において長期間、自分の歯で食べ物が食べられるようにすることなのです。矯正治療における短所としては、通院期間が長くかかる、歯を動かす時に3日~5日ぐらいは痛みを伴う、歯磨きがしにくいなどがあげられます。
A3.
必ずしもすべての患者さんが歯を抜くわけではありません。(精密検査・診断後決定します)
現在、当院では、早期矯正治療に取り組み、顎の骨の成長を促し、抜歯治療患者が減少するよう努めております。
しかし、永久歯に生え換わってしまうと、顎の成長もあまり期待できない為、抜歯治療の方が顎と歯のバランスがとれて安定する方もいらっしゃいます。
歯を抜く可能性のある方は、
- 歯の数に対して顎が小さい場合(著しく前歯が
重なっている)
- 奥歯の関係が大きくずれている場合
- 口元が突出している場合
- 欠損歯があり、左右差がある
などが挙げられます。
乳歯列期・混合歯列期の場合
成人は、顎が大きくなったり、歯が生え変わることはないので、すぐに治療を開始しても良いと思います。しかし、年齢が高くなるにつれて、歯の動きが悪くなったり、歯周病が進行しており歯を支える骨が減っていたり、色々な問題が生じているため矯正治療は難しくなります。
まだ成長している患者さんは?
矯正治療を始める適齢期です。早期に検査を受けることをお勧めいたします。検査結果から上あごと下あごの成長のバランスが取れていないときには、乳歯が残っていても治療を開始します。
バランスが取れている方は、すべて永久歯に生え変わってから装置をとりつけます。
身長がまだ伸びている患者さんは、顎も成長しています。そのような患者さんの中には、手術を併用して治療しないと治らない患者さんもいらっしゃいます。その場合は、様子を見させていただく(17歳~20歳頃まで矯正装置をつけない)場合が
あります。
小さい子供の患者さんは?
早く始めたほうが良いこともあります。気になる事がありましたら受診していただくことをお勧めします。治療の流れを話、当院にて経過観察し最適な治療のタイミングを決めます。
A5.
患者さんの口腔内状態や矯正装置によって変わります。
当院では、永久歯の最終的なかみ合わせが完成するまで治療を進めていきますので基本的には、全顎矯正71.5万円(税込)~になります。
ただし目安としては、
- 患者さんが成人
- 歯の表面に金属の貼り付ける装置を上下の歯の全部につける
- 矯正治療期間2年6ヶ月(月1回の通院で計30回)
- 予後期間観察期間 2年間
この例では、99万円前後(基本矯正料・調整料・管理料・保定装置代を含む)かかります。
ただし、この例は全てが順調な場合です。なお当医院では分割払いによる支払いも扱っています。分割払いによる利息や手数料はいただきません。支払い回数などは,矯正治療契約時にご相談ください。
A6.
矯正装置は目立たないタイプの装置があります。
- 審美ブラケット、ホワイトワイヤーなどによる審美的装置による矯正治療
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)による矯正治療
※インビザライン完成物は医療機器法対象外であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外の場合があります
- 顎の成長を促す拡大装置は、生え変わりの時期に使用する内側からのが多く、あまり目立たないタイプが多いです。
本人または本人と生計を一にする配偶者、その他の親族の医療費が年間(1月1日から12月31日まで)の合計が10万円を超えた場合には申告できます。また所得が200万円未満の場合には、医療費が所得の5%を超えたならば申告が可能になります。その他でわからないことがありましたら、お気軽に御相談ください。
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